画家に向いている人ってどんな人? | 寺野彬秀
- 寺野彬秀
- 2024年11月1日
- 読了時間: 3分
更新日:2月16日

こんにちは、北海道の片隅でひっそりと絵を描いている寺野彬秀(てらのあきひで)です。
売れない画家ですが、絵を描くことだけはやめられません。今回は「画家に向いている人ってどんな人?」というテーマで、実体験を交えながらゆる〜く語っていこうと思います。
1. 絵を描かずにはいられない人
これはもう絶対条件。別にプロになるとか、個展を開くとか、そういうことを考えてなくてもいいんです。とにかく「描かずにはいられない」「絵を描くことが生活の一部になっている」という人は、自然と画家に向いています。
僕自身、気がつけば何かしら絵を描いているんですよね。子供のころはノートの端に落書きして、授業なんて聞いちゃいない。大人になっても、仕事中にふと手がペンを握ってしまう。そんな人は、すでに画家の素質があるんじゃないでしょうか。
2. 一人の時間が苦にならない人
画家って、基本的に孤独です。ひたすら一人でキャンバスに向かい、黙々と筆を動かす。もちろん、展示会やイベントでは人と関わる機会もあるけれど、普段は「制作」という名の孤独な時間が大半を占めます。
僕なんかは一人が大好きなので、ずっとアトリエにこもってても全然平気。むしろ、誰にも邪魔されずに描ける時間が至福です。でも、人とワイワイするのが好きな人にとっては、画家の生活はちょっと退屈に感じるかもしれません。
3. お金に執着しすぎない人(でも貧乏は覚悟)
正直、売れっ子の画家になれるのはごく一部。ほとんどの画家は、バイトをしながら作品を作ったり、なんとか絵を売って食いつないでいるのが現実です。だから、「お金を稼ぐために画家になる!」という人には、あまりおすすめしません。
とはいえ、「お金は後からついてくる!」と楽観的に考えられる人なら大丈夫。僕も、なけなしの貯金を切り崩しながら生活してますが、それでも描くことをやめる気はありません。貧乏に耐えられるなら、画家という生き方も悪くないですよ。
4. 失敗を気にしない人
絵を描くって、失敗の連続です。「思った通りに描けなかった」「色を塗りすぎて台無しになった」「何か違うけど、どこが違うのかわからない」なんてことは日常茶飯事。
でも、そこで落ち込まずに「まあ、次はうまくいくか!」と開き直れる人が向いてます。僕もよく「この絵、もうダメだ…」と思うことがありますが、寝て起きたらまた描き直せばいいや、くらいの気持ちでやってます。
5. 自分の世界を大事にできる人
画家って、結局のところ「自分の世界観をどれだけ貫けるか」が大事なんです。流行に乗るのも一つの手ですが、それよりも「自分にしか描けない絵」を大事にしたほうが、長い目で見て強みになります。
世間の評価に振り回されず、自分の好きなものを追求できる人は、画家としての芯が強いと思います。たとえ売れなくても、「これが自分のスタイルだ」と胸を張れるなら、それだけで価値があるんです。
まとめ
結局のところ、画家に向いているのは 「描かずにはいられない人」 です。お金にならなくても、評価されなくても、それでも描き続けられる人。孤独が平気で、自分の世界を大切にできる人。
もし「自分もそうかも?」と思ったなら、すでにあなたは画家の素質があるのかもしれません。あとは描き続けるだけ。僕も売れないながらに、今日も北海道のアトリエで筆を握っています。
描くことが好きなら、それでいい。そんな生き方も、悪くないですよね。
(執筆者:寺野彬秀)